環境・安全対策について

グラフィックウェーブではプリント品質に加えて、建築基準法などの各種安全性能をクリアした内装材のラインアップを取り揃えています。

安全性に配慮した製品設計

デジタルプリント壁紙「プリンテリア」
素材にプリント・リキッドラミネート加工を施した最終製品としてのF☆☆☆☆認定、防火認定取得。
デジタルプリント内装用化粧シート「ウオルコス」
素材にプリント・ラミネート加工を施した最終製品としてのF☆☆☆☆認定、防火認定取得。
デジタルプリントロールスクリーン「クロッコス」
クロッコス専用の防炎クロスメディアに対し、水性顔料インクジェットプリンタにてプリントされた最終製品として、防炎認定取得。

上記製品は、防火壁装材料証明書、防炎製品認定シールの発行を行っています。

防火・防炎対策について

防火・防炎性能
デジタル出力品を内装仕上げ材として使用する場合、規定の内装制限によりほとんどの特殊建築物件では、不燃または準不燃の認定を受けた製品を使用しなければなりません。
ベースである一般の壁紙をメディアとして使用した場合、またインクやコーティングも指定以外の材料を使用した場合申請時の記載事項と異なり不備が生じることとなります。
既製品の内装仕上げ材(ほとんどが壁紙)の場合は、大量生産によりその品質(構成材料)は一定の基準で製造されています。

防火認定」と「防炎認定」の違い
「防火認定」・・・建築基準法で規定され、壁や天井など建物の一部となって「移動不可能な箇所の建材や仕上げ材など」に適用されます。
「防炎認定」・・・消防法で規定され、カーテンやカーペット、タペストリーなど建物完成後に設置される「移動可能なもの」に適用されます。

「防火材料」とは
不燃、準不燃、難燃の性能区分に応じて、国土交通大臣が定めた材料もしくは認定した材量のこと。認められると認定証が交付されます。


通常の火災による加熱が加えられた場合
不燃材料 加熱開始後20分間燃焼しないものであること。
防火上有害な変形、溶融、亀裂その他の損傷を生じないものであること
避難上有害な煙またはガスを発生しないものであること
準不燃材料 燃焼しない時間が10分間と短くなります。
難燃材料 燃焼しない時間が5分と短くなります。


シックハウス対策について

シックハウス対策
F☆☆☆☆とは、人体に悪影響を与えると言われているホルムアルデヒドの発散量を、等級数に応じて星の数であらわしています。中でも「F☆☆☆☆」は一番安全基準を満たす製品である事を示します。
建築材料の区分 ホルムアルデヒドの発散 JIS,JAS等の表示記号 内装仕上げの制限
建築基準法の対象外 5g/m2h以下
(放散速度)
F☆☆☆☆ 制限なしに使える
第3種ホルムアルデヒド発散建築材料 5g/m2h〜20g/m2h F☆☆☆ 使用面積が制限される
第2種ホルムアルデヒド発散建築材料 20g/m2h〜
120g/m2h
F☆☆
第1種ホルムアルデヒド発散建築材料 120g/m2h超 旧E2、FC2、または
表示なし
使用禁止

シックハウス対策とは
夏季においてその表面積1平方メートルにつき0.12mg/時間を超える量のホルムアルデヒドを発散するものとして国土交通大臣が定める建築材料は、次に定めるもののうち、建築物に用いられた状態で5年以上経過しているものを除くものとする。

建築基準法より

シックハウス症候群とは?
建物の内装や建材から発生する化学物質などによって居住者などに生じる種々の不快な症状の総称。
シックハウス症候群を起こす要因
建材や接着剤、家具類などからでる化学物質が室内の空気を汚染したり、住宅の高気密化などで室内全体の化学物質濃度が高くなったり、住宅の密集化により窓を締め切ることが多く換気が少なくなった、室内の粒子状物質(ペット・煙草の煙ほか)が多い、などが上げられます。
空気汚染を起こす化学物質
ホルムアルデヒド(無色で刺激作用が強い化学物質。水に溶けやすく揮発性が高い。水溶液はホルマリン)、トルエン、キシレン、パラジクロロベンゼン
ホルムアルデヒドが人体に与える濃度と影響
ホルムアルデヒドの健康への被害は、急性の場合では目がチカチカしたり喉が痛くなるといった症状、高濃度では呼吸困難、慢性的な影響ではアレルギー症状に影響があると報告されています。
0.05ppm 臭いを感じる
0.13〜0.45ppm 目への刺激が始まる
約0.5ppm 臭気のために不快感が起こる
2〜3ppm 鼻や喉に刺激が加わる
4〜5ppm 催涙が起こる
10ppm以上 正常な呼吸が困難になる